日本のオーディオブックサービスで、今いちばん勢いがあるのがaudiobook.jpです。
audiobook.jpの会員数は170万人に達していて(2021年2月時点)、ここのところ急成長してますが、まだまだ使ってる人は少ないなあという印象です。
「audiobook.jpって、実際どうなの?」
「いいサービスなの?」
そんな、まだ使ったことがない方向けに、audiobook.jpについてわかりやすく解説していきます。

audiobook.jpってどんなサービス?
audiobook.jpは日本最大のオーディオブック配信サービスです。
プロが朗読した本を聴くことができます。
オーディオブックのサービスは、audiobook.jpのほかにも、Audibleやkikubonなどいくつかあります。
audiobook.jpのポイントは、
- 日本語の本が充実(数万タイトル)
- ビジネス書が豊富
- 聴き放題プラン(月額750円)がある
- MP3形式の音声ファイルでダウンロードできる
(ウォークマンやiPodで聴いたり、CDに焼いたりできる)
audiobook.jpの料金プラン
audiobook.jpには、通常会員(無料会員)と有料会員があります。
- ほしい本があれば購入して利用
- 月額料金は発生しない
- 付与されるポイントなし
- 聴き放題プラン
- 月額会員プラン
audiobook.jpをお得に使いたいなら、間違いなく有料会員がおすすめです。
有料会員は「聴き放題プラン」と「月額会員プラン」から選べますが、それぞれ注意すべき点がありますので、じっくり説明していきたいと思います。
聴き放題プラン
月額750円(税込)で、オーディオブックを好きなだけ聴くことができるプランです。
「聴く日経」とは、
日本経済新聞朝刊から厳選したニュースを毎朝配信してくれる番組(月額550円)
ポッドキャストとは、ラジオ番組のようなもので、インターネット上でニュースや英会話やドラマなどの番組を配信するサービスです。
- 聴き放題プランの対象となっているタイトルは、残念ながら全部ではありません。
公式サイトには「単品販売している商品のうち、一部が対象コンテンツ」と書いています。
なので、聴きたい本が全然ない、なんて可能性もあり得ます。
ただし、一部とはいっても、一生かかっても読みきれないくらいのタイトル数はありますので、何かしら聴きたい本は見つかるんじゃないかな、とは思いますが。 - 聴き放題プランは、アプリのみの再生なので、スマホがないと利用できません。
聴き放題プランについては、下の記事でもっとくわしく解説しています。
「オーディオブックを使ってみたいけど、audiobook.jpの聴き放題プランが気になる」やっぱり使うからには、いちばんお得なサービスを選びたいですよね?オーディオブックでいちばんお得なサービスというと、間違いなくaudio[…]
月額会員プラン
月額会員プランは、7つのプランから選べます。
メリットは、なんといってもボーナスポイントがもらえることです。
たとえば、一番安いプランの「月額会員 500」(月額550円)だと、610ポイントがもらえます。
1ポイント=1円なので、60円お得ということになります。
このボーナスポイントは、会費が高い会員になるほどポイント還元率があがります。
会員区分 | 月額料金(税込) | 付与ポイント | ボーナスポイント |
月額会員 500 | 550円 | 610ポイント | 60ポイントお得 |
月額会員 1000 | 1,100円 | 1,220ポイント | 120ポイントお得 |
月額会員 2000 | 2,200円 | 2,450ポイント | 250ポイントお得 |
月額会員 5000 | 5,500円 | 6,500ポイント | 1,000ポイントお得 |
月額会員 10000 | 11,000円 | 13,450ポイント | 2,450ポイントお得 |
月額会員 20000 | 22,000円 | 28,000ポイント | 6,000ポイントお得 |
月額会員 30000 | 33,000円 | 42,000ポイント | 9,000ポイントお得 |
月額会員プランは、変更や解約がいつでもできます。
重要な点ですが、audiobook.jpでは、解約と退会があり、意味が異なります。
退会は完全にサービス終了ですが、解約は通常会員(無料会員)になることを意味します。
ですので、解約してもaudiobook.jpのアプリや所有ポイントが利用できます。
要するに、1ヶ月だけ月額会員になってポイントをもらい、解約する。
半年後くらいに、また月額会員になってポイントをもらう、ということが可能です。
ほしいタイトルが見つかったら月額会員になってポイントを取得、というように、自分のペースで登録と解約をくりかえせるので、しっかりユーザー目線を考えてくれているサービス設計だと思います。
- ポイントには6ヶ月の有効期限があります。
- ポイントで、月額会員プランの会費の支払いはできません。
あくまで、オーディオブックの購入に使えるだけです。 - 同時に複数の月額会員プランには登録できません。
子育てのスキマ時間に本を聴いて楽しむ – audiobook.jp
audiobook.jpをレビュー
audiobook.jpのメリット
1 聴き放題プランがある
月額750円(税込)で1万冊以上が聴き放題というのは、かなりお得です。
聴き放題プランは、30日無料お試しをやっていますので、よかったらお試しください。
2 再生速度を細かく調整できる
0.5〜4倍速まで調整可能。
しかも、0.1倍速ずつ調整できますので、1.2倍速など、お好みの設定が可能です。
ちなみに、ライバルのAudible(アマゾン)は、3.5倍速まで。
3 ふせん機能がある
再生中に「ふせん」をつけておけば、その位置から再生することができます。
ふせん箇所を確認するには、「ふせん一覧アイコン」をタップすればリストを出せます。
4 オーディオブックをアプリ内でも購入可能
オーディオブックの購入方法は、2通りあります。
- Webサイトから購入(PC、スマホ)
- アプリから購入(iOS版アプリのみ)
① Webサイト(公式サイト)から購入
audiobook.jpにアクセスし、ほしい商品を探して「購入する」へ進みます。
ポイントを1ポイント=1円で使用することもできます。
アプリからの購入は、iOSのみという点に注意です。
iOSアプリをひらき、「コイン」を購入し、買ったコインで支払いを済ませます。
1コイン=2円ですので、現金の価格とコインの価格で、数字が異なります。
アプリ価格のほうが高いということもありますので、現金価格と照合することをおすすめします。
アプリ価格(コイン価格)を2倍して、現金価格を出したら、Webサイトの価格と照らし合わせましょう。
- コインはWebサイトでの購入には使えません。
- ポイントはアプリでの購入には使えません。
5 MP3形式の音声ファイルでダウンロードできる
オーディオブックはアプリで聴くのがスタンダードですが、audiobook.jpはMP3でダウンロードできますので、アプリ以外でも聴けるようになります。
MP3のダウンロードは、PCサイトから簡単に行えます。
これでウォークマンやiPodで聴けるし、CDに焼くこともできます。
- 聴き放題の対象コンテンツは、アプリでしか再生できません。
MP3のダウンロードはできません。
audiobook.jpのデメリット
1 小説、児童書、読み聞かせ本、洋書のラインナップが弱い
audiobook.jpのラインナップの強みは、ビジネス書です。
そのほかのエンタメ系の品揃えは、いまいちです。
ただし、エンタメ系は紙や電子書籍でじっくり読みたいから、オーディオブックはビジネス系だけで十分という方は、かえって都合がいいかもしれません。
読み聞かせ本に関しては、絵本ナビとの連携で、1話数分の短いお話が1,100作品ほどあります。※聴き放題プランでも聴けるし、単品購入も可能。
英語学習などで洋書のラインナップを重要視する方は、アマゾンが運営しているAudible(オーディブル)がおすすめです。
Audible(オーディブル)については、下の記事でくわしく丁寧に解説してます。
「オーディオブックで、おすすめのアプリはどこ?」と聞くと、かならず名前が出てくるのがAudible(オーディブル)です。なにしろAmazonが運営しているサービスなので、安心感があるのでしょう。「Amazonなら悪かろう[…]
2 ユーザーレビューがない
アマゾンや楽天のような、商品ごとのユーザーレビューがないです。
聴き放題プランなら、気になったものは好きなだけダウンロードしてしまえばいいですが、単品購入する場合はじっくり選びたくなるところです。
アマゾンのサイトでレビューを確認すれば済む話ではありますけど、この作品は耳で聴くとすごくいいよ、などオーディオブックならではの感想もちょっと気になるところ。
3 電子書籍や紙の本より値段が高い
オーディオブックは紙の本と同じくらいか、それ以上の値段で売られています。
たとえば、出口治明の「哲学と宗教全史」で比較してみると、
※横にスクロールできます
オーディオブック | 書籍(紙の本) | 電子書籍 |
2,640円 | 2,640円 | 2,138円 |
羽生善治の「直感力」では、
オーディオブック | 書籍(紙の本) | 電子書籍 |
1,320円 | 836円 | 649円 |
まあ、オーディオブックは機械による音声読み上げじゃなく、ちゃんとプロが朗読したものなので、価格が上がるのは仕方ないと思います。
将来、機械やAIの読み上げ機能が飛躍的に向上して、プロの声優とおなじレベルで朗読できるようになれば、確実に価格は変わってくるでしょう。
なお、audiobook.jpでお得に使おうと思ったら、以下の方法がおすすめです。
- セールで買う
- ボーナスポイントで買う
月額会員のなかでもポイント還元率の高いプランに登録すれば、最大9,000ポイントが取得できます。9,000円分、おまけのポイントがもらえるということです。とはいえ、毎月ポイントを購入しても使いきれないかもしれません。月額会員プランは解約と登録をくりかえせるので、必要な月だけ登録し、還元率のいいプランでまとめてポイントを購入しておく、というのも賢い手です。※ポイントの有効期限は6ヶ月なので、半年分まとめ買いなんていいかも。 - 聴き放題プランを使う
月額750円(税込)で聴き放題はやはり破格の安さです。ただ、聴きたい本が対象コンテンツの中にほとんどない、ということなら、やめておいたほうがいいと思います。そういう方は、ほんとに聴きたい本だけ、単品で購入することをおすすめします。
4 アプリが落ちやすい
これは口コミでもよくあがってますし、僕自身、使っていて何度も経験してます。
続きから聴こうとしてフリーズしたり、コンテンツを検索してるといきなり落ちたりしたことが何度もあります。
でもそこは、いま急成長中のaudiobook.jpですので、今後のアップデートで改善されていくだろうと期待してます。
audiobook.jpをおすすめする人
- 読書する時間がなかなか作れない人
- 目が疲れている人
- 荷物が増えるので、本を持ち歩きたくない人
- 家事や移動中などの時間がもったいないと感じる人
- ビジネス書をたくさん読みたい人
① 読書する時間がなかなか作れない人
忙しすぎて読書の時間がまったく作れない、ということは実際はあまりないんじゃないかと思ってます。
読書の習慣がある人は、どんなに忙しくても、読書の時間をどうにか絞り出してるものです。
読書するのがめんどくさい、貴重な時間は読書以外に使いたい、あるいはそんな時間があったらもっと寝たいとか、そのあたりが本当のところではないかと。
オーディオブックのいいところは、読書のハードルを確実に下げてくれる点です。
耳で聴くのはわりと受け身で済むんですよね。
ある程度の集中力は必要ですけど、目で読むのにくらべたら、ぜんぜん楽です。
② 目が疲れている人
仕事でパソコン、通勤中や家でもスマホやパソコン、という生活をしていれば、目の疲労はかなりのものです。
オーディオブックなら、目を休ませながら読書ができます。
③ 荷物が増えるので、本を持ち歩きたくない人
電車・バスの移動中や、家で料理・掃除・洗濯などをしてるあいだ、読書で時間を有効活用できます。
僕は通勤の電車では紙の本を読んでますが、徒歩での移動中にオーディオブックを聴いてます。
家でも黙々と家事をしながら聴いてますけど、時間を無駄にしてないという気分の良さから、家事もはかどります。
⑤ ビジネス書をたくさん読みたい人
ビジネス書はやっぱりたくさん読んでどんどんインプットしたいところです。
そういう用途でオーディオブックを使いたいなら、ビジネス書のラインナップに強いaudiobook.jpがおすすめです。
audiobook.jp以外のオーディオブックサービスはこちらで解説しています。
耳で読む読書、オーディオブックはここ数年で一気にユーザー数を伸ばしています。最近のブームで、オーディオブックのコンテンツはここ数年で爆発的に増えました。オーディオブックを提供する会社はたくさんありますが、料金や機能、[…]
audiobook.jpの口コミ
https://t.co/t2tRf2coVRさん、最近単品販売頑張ってらっしゃるけど、Audibleにスピード負けてる。あと、単品購入ユーザーとしては、聴き放題に侵食されていて離れたくなってきた。
ようやくなくなったけど、アクセスするだけで画面いっぱいに広告出したりとか、残念な部分が目につく…— サスケ (@sasuke_honzal) April 20, 2021
チート級のストレス解消術。読書と散歩の同時並行。サセックス大学の研究で「読書は68%、散歩は42%」のストレス減少効果があると報告。単純に「ストレスが110%減少。むしろ、癒しが10%増加」と考察した。ノイズキャンセリングイヤホンを付けて、スマホでオーディオブックを聴きながら歩けば可能。
— かずお|ズボラ読書術 (@kazuo_mental) April 24, 2021
おはようございます🌞
朝早起きしてからお仕事モードに入るには、個人的に動画やオーディオブックなどを1.5〜2倍速で聴くといい感じですね🐥🐥
目が疲れやすいし、疲れが目に出やすいので、やっぱりオーディオブックは助かります🙇🏻♀️
— おがわえひめ (@ehime___1017) April 21, 2021
読書量が減っているという話を聞く。「読む」は能動的な行動。たしかに苦手な人にとっては大変な作業かも。ところが最近、聴読をして受動的だと感じた。読むと聴くは大違い。オーディオブックなら、読書嫌いの人でも読めるかも。映画を観るのと感覚的に近い。うちの子も読まないが、読み聞かせは好きだ
— ダット|SEOライター (@webwriterblog) April 21, 2021
あると便利、ワイヤレスイヤホン
なくてもいいんですが、あると便利なのが、ワイヤレスイヤホンです。
僕も最初はコード付きの普通のイヤホンを使ってましたが、コードがあると、やっぱりちょっと不自由なので、軽くストレスを感じてました。
そこで、ワイヤレスイヤホンにしてみたら、これがとんでもなくよかったです。
ワイヤレスイヤホンにしてよかったところは、
- ながら作業が楽
- 通勤のビジネスバッグ(手提げ)にスマホを入れて聴ける
(コード付きの場合、ジャケットのポケットじゃないと長さが足りない) - ワイヤレスイヤホンの通信距離は最大10メートルほどなので、たとえば家の中ならスマホを置いたまま動き回れる
僕が使っているのはAnkerの「Soundcore Liberty Air 2 Pro」です。
コスパがいいと高評価のワイヤレスイヤホンで、使ってみて、評判に間違いはなかったです。
Soundcore Liberty Air 2 Proのここ注目
- ノイズキャンセリングの性能がすごい
(電車の中で使うと、しんと静まりかえり、朗読に集中できます) - 高音質
- イヤホンを耳から外すと自動で一時停止し、装着しなおすと自動的に再生される
- 価格が一万円台前半
- ワイヤレス充電に対応(別売)
Soundcore Liberty Air 2 Proについては、下の記事で詳しく解説しています。
家電製品には、ワイヤレスにしたほうがずっと便利なものがあります。中でもイヤホンは利用頻度が高く、メリットが大きいです。ケチャもぐ手ぶら感と、腕の可動域がちがう。多少高くても、ワイヤレスを選ぶ価[…]
\コスパ最強のワイヤレスイヤホン/
まとめ:audiobook.jpは使ってみる価値あり
audiobook.jpを使うようになって一番よかったのは、家事が苦ではなくなったことです。
audiobook.jpはお得な聴き放題プランがありますし、最初の30日間はお試しで無料です。
試してみる価値ありです。
audiobook.jpの登録方法や解約方法については下の記事をどうぞ。
audiobook.jpはオーディオブックの日本最大のサービスです。特徴は、 聴き放題プラン(月額750円)がある 日本語の本が充実(数万タイトル) ビジネス書が豊富僕も日々活用していますが[…]
\聴き放題を無料お試し/