鈴木 のりたけ【人気の絵本作家図鑑】

  • 2021年5月20日
  • 2023年10月31日
  • 絵本

遊び心がつまった鈴木のりたけの絵本

どんな絵本作家さん?

濃厚な色づかいで、ダイナミックな絵を描くのが特徴です。

内容はシュールだったり、おふざけだったり、ユーモアたっぷりだったり、作品によって、それらのバランスが違っています。

共通するのはエネルギッシュでリッチな絵と、明快さでしょうか。

内容というより、絵がすごく明快だと思います。

視界がひらけるというか、気持ちがいいくらい眺めがいいんです。

鈴木のりたけさんのどの絵本でも、その気持ちよさみたいなものは感じられますが、個人的には『かわ』がすごいと思っています。

それから初期の『ケチャップマン』は最近の作品にくらべるとかなり暗めというか、おとなしいんですが、あのシュールさがたまらない。

鈴木のりたけさんの溢れんばかりのユーモアや遊び心が、いい意味でぐっと抑えられると、『ケチャップマン』のような作品ができあがるのかもしれません。

僕はこの2作が特別に好きですが、最近の作品ももちろんおもしろいです。

人気の「しごとば」シリーズは、鈴木のりたけさんのライフワークになるかもしれません。

これからも注目の絵本作家さんです。

※『ケチャップマン』と『かわ』は、下の記事でレビューしています。

ケチャップマンのレビュー

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かわのレビュー

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鈴木のりたけといえば?

ページに溢れかえった情報量が圧巻。

絵のインパクトもさることながら、細部の描きこみもすごいです。

鈴木のりたけのプロフィール

1975年、静岡県浜松市生まれ。『ぼくのトイレ』(PHP研究所)で第17回日本絵本賞読者賞、『しごとば 東京スカイツリー』(ブロンズ新社)で第62回小学館児童出版文化賞を受賞。

鈴木のりたけの絵本(ピックアップしました)

『ケチャップマン』鈴木 のりたけ ブロンズ新社



人型ケチャップのケチャップマンが、じぶんの能力を役立てられそうな、ポテトフライ専門店に就職。
しかし、こちらの得意分野は見向きもされず、不慣れな作業に悩む日々。ケチャップマンに栄光はやってくるのか?

『かわ』鈴木 のりたけ 幻冬舎


源流、渓流、上流、中流、里川、湖、池、沼、用水路、田んぼ、下流、河口、それぞれの環境で生きる、魚や昆虫や貝など多様な生物の暮らしぶり。

『とんでもない』鈴木 のりたけ アリス館


少年はサイに憧れ、サイはウサギに、ウサギはくじらに、くじらはキリンに、キリンは鳥に、鳥はライオンに、ライオンは人間の子供に憧れる。
でも、憧れるほうとしては、それなりの不満がある。

『ねるじかん』鈴木 のりたけ アリス館


男の子が夜遅くまで起きていると、魚の宇宙船が飛んできたり、郵便ポストが歩いたり、迷子の恐竜のこどもに出会ったり、昼間とはちがう世界に迷いこんだ。

『カ どこいった?』鈴木 のりたけ 小学館


蚊をやっつけようといろんなものを叩きまわり、公園や都会まで叩き壊す。
ついには、地球を飛びだして・・・。

『しごとば』シリーズ 鈴木 のりたけ ブロンズ新社

こどもに人気の職業を取材し、臨場感のある仕事の現場を紹介するシリーズ。

『しごとば』鈴木 のりたけ ブロンズ新社


登場する職業:
美容師、新幹線運転士、すし職人、自動車整備士、木のおもちゃ職人、革職人、歯医者、パティシエ、グラフィックデザイナー

『続・しごとば』鈴木 のりたけ ブロンズ新社


登場する職業:
花屋、宇宙飛行士、とうふ職人、獣医師、書店員、考古学者、漫画家、プロ野球選手、ファッションデザイナー

『続々・しごとば』鈴木 のりたけ ブロンズ新社


登場する職業:
消防隊員、米農家、僧侶、女優、大工、客船船長、新聞記者、看護師、教師

『しごとば 東京スカイツリー』鈴木 のりたけ ブロンズ新社


登場する職業:
設計士、鉄工員、現場監督、とび職人、クレーンオペレーター、照明コンサルタント、エレベーター工、広報など

『もっと・しごとば』鈴木 のりたけ ブロンズ新社


登場する職業:
花火師、客室乗務員、和菓子職人、特殊メイクアップアーティスト、水族館飼育員、幼稚園教諭、科学者、水産加工員、パン職人

『やっぱり・しごとば』鈴木 のりたけ ブロンズ新社


登場する職業:
厩務員、プロサッカー選手、恐竜学者、プログラマー、探検家、オーケストラ団員、料理研究家、吹きガラス職人、医師

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